PGS方式バイオマス・トイレの仕組みと特徴

PGS方式バイオマス・トイレは、バイオマス(杉チップ等)を活用して、し尿をバイオ(微生物)の働きで分解し、自然蒸発させる、処理装置付き循環式水洗トイレです。
- 無臭で無排水だからとってもクリーン!
- 化学薬品を全く使わず、しかも汚泥もでません!
- リサイクルで大幅な節水!
- 高レベルの省資源・省エネルギーを達成!
- 多量の処理にも対応、分散設置も可能!
- 立地や環境に合わせて自由に設計・レイアウト!
- らくらく操作、らくらくメンテナンス!
- 材質ももちろんエコ!
通常の水洗式トイレと異なるのは、洗浄水を操り返し使うということ。そして、排水もせず定期的な汲取さえも必要としない驚異の性質をもちます。水洗量も使用する便器も普通のトイレと変わりません。
《し尿+水洗水》が浄化され、浄化水がリサイクルされるまでの流れ
法的な位置付け、他の「し尿処理」装置との違い
4方式とPGS方式バイオマス・トイレの比較
し尿処理方式 |
快適性 |
資源の浪費 |
必要な処理施設 |
発生汚泥処理 |
資源の再利用 |
下水処理方式 |
水洗方式で 快適 |
貴重な飲み水 で水洗 |
下水処理が必要 (高建設費) (高維持費) |
汚泥処理場 が必要 (高建設費) (高維持費) |
リンの放流 (河川・湖沼・ 海洋の 富栄養化) |
農業集落排水 処理方式 |
水洗方式で 快適 |
貴重な飲み水 で水洗 |
処理場が必要 (高建設費) (高維持費) |
汚泥処理場 が必要 (高建設費) (高維持費) |
リンの放流 (河川・湖沼・ 海洋の 富栄養化) |
浄化槽方式 |
水洗方式で 快適 |
貴重な飲み水 で水洗 設置の寿命後 の処理で問題 |
発生現場で処理 |
汚泥処理場 が必要 (高建設費) (高維持費) |
リンの放流 (河川・湖沼・ 海洋の 富栄養化) |
汲み取り方式 |
不快性大 |
- |
処理場が必要 (高建設費) (高維持費) |
- |
リンの回収 (実験の成功) |
バイオマス 処理システム |
水洗方式で 快適 |
循環式トイレ で超節水型 |
発生現場で処理 (自然蒸発する) |
汚泥の定期的な 抜き取り不要 |
リンの利用 間伐材 建設廃材 杉チップ活性炭 を使用 |
PGS方式バイオマス・トイレは次世代の「し尿処理方式」であり、まだ法的整備がされておらず、現時点では法的に「汲取り」で申請し、汲取らないとしています。
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